民事裁判記録


👉和解調書 豊橋市関係分 

                      名古屋地方裁判所豊橋支部 平成24年10月29日

                            裁判所書記官 大 島 光 蔵 

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2012.10.29名古屋地方裁判所 豊橋和解調書
 原告遺族の訴えが全面的に認められました。豊橋市は第一回口頭弁論で全面的に争う姿勢でしたが、裁判長は豊橋市に責任があると判断し、和解を促しました。豊橋市は3か月後に方針転換し、責任を認めました。

 市長は花菜と遺族に謝罪し、再発防止を約束しました。

 静岡県と小学館集英社プロダクション(株)は、提訴時から全ての責任を認め、被害に対しても全面補償の姿勢を見せ、再発防止に取り組んでいました。この和解調書は、豊橋市が司法に誓った約束事です。私たち遺族はこの約束事を風化させない活動を行っています。
2012.10.29名古屋地方裁判所 和解条項.pdf
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2012.10.24和解成立声明文
豊橋市は次の点について、責任を認めました。

 (省略)豊橋市は市長が原告らに謝罪する公式の場を設け、謝罪内容を明らかにします。

  市長が学校の責任を認め、市を代表して謝罪 するその意味について 、 二度とこのような悲しい出来事が 教育活動中におこらないよう ,各自が 目の前子どもは ,自分が守るという強い意識 を常に持ち、主体的に適切な判断ができるよう ,実践的な研修等に努め ,実効性の 高い 安全対策を整備し ,不断の努力をすること強く求めます。

 私たちは、今後の豊橋市の取り組みに市民と共に重大な関心を寄せていく所存です。
2012.10.24和解成立声明文.pdf
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2012.7.4意見陳述 名古屋地方裁判所豊橋支部 裁判長様
 豊橋市は、娘の死について何も責任を感じないまま、忘れてしまうのではないかと強い不安を感じました。豊橋市長に謝罪を申し入れましたが、明確な回答は得られませんでした。娘は先生の言われた通りにした結果、亡くなりました。

 学校が企画した正課の授業で、生徒のいのちを守るのは学校であるという当たり前のことを豊橋市に認識させ、このような悲しい事故が二度と起きないように努力してもらうことこそが、娘の望んでいることと信じています。この裁判はそんな思いから提訴させていただきました。
2012.7.4意見陳述.pdf
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2012.6.28豊橋市答弁書 豊橋市の主張
被告豊橋市は、「全く責任はない」との主張を繰り返しました。

 「学校には落ち度はない。」「やるべき事はやった」「むしろ被害者」との認識でした。

 私たち遺族は、この豊橋市の考えを変えない限りまた悲劇は繰り返されると訴え続けました。
2012.6.28豊橋市答弁書(豊橋市の主張).pdf
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2012.5.1訴状 遺族の主張
 豊橋市には「債務不履行責任と国家賠償法上の責任。」

 校長及び教諭らの「安全配慮義務違反。」 

 小学館集英社プロダクションに対して、「不法行為責任と使用者責任に基づく損害賠償責任。」 

 静岡県に対して、「国家賠償法に基づく損害賠償責任。」を訴えました。
2012.5.1訴状 (原告遺族の主張).pdf
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2012.4.17提訴の声明文
 事故以来、学校の責任を問うてきましたが、豊橋市は静岡県の施設で起こった事故だとし、その責任を認めようとせず明確な謝罪は得られないままです。親から子どもを預かっている市は、その責任を感じないままだと、また事故が繰り返されます。

 豊橋市の認識を改めさせるには、もはや司法の場で、裁判の過程やその結果から、改めさせる以外ないと考え、豊橋市の責任を明確にするために、民事訴訟を決断いたしました。
2012.4.17提訴の声明文a.pdf
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