2017年 第8回「菜の花キャンドル」を開催



今年も近所の公園で行いました。

「二度と悲しい学校事故を繰り返さないでほしい」をみんなで願いました。同級生たちや地域の子供、三ケ日青年の家、静岡大の先生、章南中学校の校長などみんなで、花菜を追悼しました。
来れなかった同級生の人たちの「メッセージ写真集」も頂きました。
報道もたくさん集まっていただきました。
絶対に事故を風化させない。教訓をつなげていく。

 

<NHKより引用>

亡き級友に伝える20歳の成長

 

7年前、浜松市の浜名湖でボートが転覆し愛知県豊橋市の女子中学生1人が犠牲になった事故を風化させないようにと、当時の同級生が集まり、キャンドルをともして祈りをささげました。
平成22年6月18日、浜松市浜名湖で、愛知県豊橋市の章南中学校の生徒など20人が乗った手こぎボートが転覆し、1年生の西野花菜さん(当時12)が亡くなりました。
事故を風化させないようにと、遺族が中心となって毎年、この時期に追悼行事が行われ、ことしも、20歳になった当時の同級生や事故が起きた浜松市の合宿施設の関係者などおよそ20人が西野さんの自宅近くの公園に集まりました。
クリスマスに合わせてツリーやトナカイをかたどったLED電球2000個が飾られ、温かみのあるほのかな明かりの中で、花菜さんの父親の西野友章さんが「事故から7年半が経ちますがみなさんの心の中には花菜がいます。決して学校行事で起きた事故を風化させてはいけません」と呼びかけました。
そして、同級生たちから友章さんに、目標に向かってそれぞれ歩み出していることを伝えるポートレートが贈られました。     

 

<引用おわり> 

  

                           <👇テレビ画面撮影>


 

<静岡新聞より引用>

女子生徒しのぶキャンドル 浜名湖のボート転覆で追悼

 

 浜名湖で2010年、静岡県立三ケ日青年の家(浜松市北区)のボートが転覆した事故で亡くなった愛知県豊橋市立中の女子生徒=当時(12)=の両親や友人が23日、女子生徒を追悼する「菜の花キャンドル」を同市杉山町の公園で開いた。女子生徒をしのぶとともに、二度と同じような事故が起きないようにと願った。
 今回で8回目。同級生らが約2千個の発光ダイオード(LED)のランプを並べて、今年はクリスマスツリーの形を浮かび上がらせた。同級生は年明けに成人式を迎える。女子生徒と小学生時代からの親友という女性(20)は「成人するまでは守られる側だっだが、これからは誰かを守る立場になる。その大変さを知って、改めて命を守るということの重みをかみしめたい」と誓った。
 女子生徒の父親(58)は「同級生たちもつらいことがたくさんあったと思うが、娘の友達が笑顔を見せてくれることが励みになる」と感謝した。

                        

 <引用おわり>

 


<中日新聞より引用>

 

二十歳の同級生「見守って」

 

「二十歳を迎えたみなさんが笑顔で集まってくれて、励みになります」クリスマスツリーなどの形に並べたキャンドル型の発光ダイオード(LED)の光に囲まれ、父親の友章さんは感慨深げに話した。

 花菜さんのことを忘れず、二度と悲しい学校事故を繰り返さないようにとの願いを込め、両親が毎年この時期に開いている。今回は十人ほどの同級生が参加。所用などで来られない人たちの、「キャンパスライフ楽しんでます」「たくさん勉強してすてきな看護師になる」などと書いた紙を持った写真集も作り、両親に手渡した。

 事故の前日、花菜さんは体験学習のしおりに「同級生の活躍を見てみたい」と将来の夢も書いていた。友章さんは「うれしい。祭壇に飾りたい」と顔をほころばせた。

 専門学校2年の平松明華さん(20)は「花菜はいつも笑顔だった。私も笑顔でいるので見守ってほしい」と話した。

 それぞれの道を歩む娘の同級生たちへ、取材に応じた友章さんは「これから親になったり、子どもを守る職業についたりしたとき、主体的に命を守れる大人になってほしい。あの事故を生かしてくれたら、花菜の命は無駄じゃない」と語った。

                          

 <引用おわり>

 


<東愛知新聞より引用>

 

大人になっても忘れない 豊橋でキャンドルともす

 

 浜松市の浜名湖で2010年6月に起きたボート転覆事故で亡くなったと豊橋市立章南中学1年の西野花菜さん(当時12歳)を追悼する「菜の花キャンドル」が23日夕、豊橋市杉山町にある自宅近くの公園であった。新成人となった同級生8人や事故現場となった三ケ日青年の家の関係者らとともに、初めて同校の校長と教頭が参列し、花菜さんをしのんだ。

 園内には、同級生らが、2000個の発光ダイオード(LED)のキャンドルなどをクリスマスツリーの形に並べ、花菜さんが好きだった歌手の曲を聞きながらキャンドルを囲んだ。

 花菜さんの親友で専門学校2年の平松明華さん(20)=豊橋市=は専門学校の友人3人と共に参加し、「花菜に今の友達を紹介したかった。パン屋を開く夢に向かって一歩を踏み出した自分の姿が見せられたかな」。事故で同じボートに乗っていた専門学校2年の西崎悠莉さん(19)=同=は「新しい先生たちも増えるが、事故のことを忘れず、防止策をしっかり考えてほしい」と再発防止も訴えた。

 進学や就職などで参列する同級生が減る中、両親には、この日来れなかった友人らの目標や夢が描かれた寄せ書きが贈られた。事故から7年半、父親の西野友章さんは「同級生たちの親や子どもを守る立場になった時、事故の当事者とした経験を役立ててくれたら、花菜の命も無駄ではないと思う。と話し、複雑な思いが胸を去来する。

 菜の花キャンドルは、友人らが花菜さんをしのぶ時間にしてほしいと両親が催し、豊橋市での開催は今年で5回目を迎えた。      

             

<引用おわり>