2022年8月7日 静岡県立観音山少年自然の家で講話をさせていただきました。野外教育活動に携わる学生さんを中心に、高校生や施設の職員さんら約50名で、「自然体験活動の安全管理」について、共に考えることができました。

 

 翌日からの夏キャンプ(3泊4日)、小学生たちとの活動を通して、命の尊さも学ぶことができたようです。

 

 事故から学んで、生かして、未然に防ぐことを実践できたように思います。



<静岡新聞より引用>

 

野外活動と命テーマ 浜松・少年自然の家が研修会

 

 浜松市北区引佐町の県立観音山少年自然の家はこのほど、任意団体「豊橋子どもの命と安全を守る会」の西野友章代表を講師に招いた研修会を同施設で開いた。自然体験活動が活発になる夏季を迎え、安全意識を高めようと所員ら約50人が参加した。

 

 西野代表は「自然体験活動といのちの大切さ」をテーマに講演した。2010年6月に浜名湖で行われた中学校の野外活動で、長女の花菜さんを亡くした事故を振り返った。

 

 事故は県立三ケ日青年の家(同区)の活動中に起き、豊橋市立章南中の生徒や教員が乗ったボートがえい航中に転覆した。西野代表は、ボートの出航時は大雨、強風、波浪など各注意報が発令中だったと説明した。「想定される危険を事前に所員で共有し、回避する準備を怠らないことが重要」と呼び掛けた。

 

 他の中学校で起きた課外活動中の事故も紹介した。その上で「危険をあらかじめ学んでいれば守れた命がある。子どもが亡くなる悲痛な思いを想像し、事故を教訓として生かしてほしい」と訴えた。

 (浜松総局・北井寛人)

 

<引用おわり>